伊月について考えてみる腐女子

※ここは腐女子の自分語り置き場です!!!
主語が宇宙くらいでかい!!!人類は全員伊月俊のことが好きだと思っています。
 
 
 

1. はじめに

――ヲタクもすなるブログといふものを、我もしてみむとてするなり。

外出自粛で原稿に充てられる時間が増えたはずなのに、原稿からの現実逃避で果てブを開設しました。誤字を直そうかと思いましたがこのブログに即しているのでは、と心の中の魔王が囁いてきたので、今日からここは果てブです。

はてブが最初の記事は挨拶や自己紹介がおすすめ!と勧めてきますが、ここは果てブ。伊月俊のことを書くために開設したので伊月俊のことを書きます。

 

今回の記事を書くにあたる注意事項を下記に示して、開幕宣言及び予防線としたいと思います。

・実家にバイブルである書籍関連を全て置いてきてしまったため何もかもうろ覚え

・オタクは感熱紙なので思い入れのあることを誇張しがち

・人生で一番”””推し”””ているキャラクターのため、妄想や幻覚が過分に含まれる

 

2.伊月俊という人

伊月俊。

伊月俊と聞いてピンとくる人は少なくはないのではないでしょうか。

黒子のバスケに出てくるキャラクターで、主人公の黒子くんと同じ学校の先輩であり、174㎝64kg、誕生日はモルの日と同じ10月23日*1。ポジションはPG、好きな食べ物はコーヒーゼリー、趣味はダジャレ、鷲の目と呼ばれる物体を頭の中で構築しなおして多角的に見ることができる目をもっています。

 

黒子くんが入部し物語が始まることとなるバスケ部は、彼も創設のかなめを担っています。

バスケ経験者の彼が、新設校の誠凛に入学して作中の二年生とバスケ部を作ったからこそ黒子のバスケが存在するといっても良いのではないでしょうか?

まあ黒子くんが入部してくれたから、我々人類は伊月俊という得難い人に出会うことができたわけですから、この議論は鶏が先か卵が先かという話になり大変不毛な争いとなりますので一旦置いておきます。

 

さてこんな感じで割と重要人物*2なキューティクルサラ男こと伊月さんですが、作中では大きな困難にであっております。

※ここから先は腐女子の妄言を多量に含みます。

 
・能力の上位互換者の出現

先程さっくり説明した鷲の目(イーグルアイ)ですが、上位互換者が二人います。一人上位互換者がいるだけでも詰むというのに二人。二人もいるんです。

 一人目:高尾和成

 能力 :鷹の目(ホークアイ)

 上位互換ポイント:単純に伊月より視野が広い

 

 二人目:赤司征十郎

 能力 :天帝の眼(エンペラーアイ)

 上位互換ポイント:呼吸や心音等の情報から相手の次の動きを読む

 

最初に高尾がでてきて伊月を認めながらも侮られている様を見せられたときは、ベッドを転げまわりライバル心を燃やしたものですが、エンペラーがでてきたときはもはや脳内で無理やり皇帝ペンギンにする以外の打開策が見当たりませんでした。

 
・エースの復帰

単行本7巻にて伊月くん属する誠凛の不動のエース・無冠の五将木吉鉄平が怪我から復帰しました。本来であれば非常に喜ばしいことであり、私も最初は喜んでいました。何より伊月が嬉しそうにしていたのですから喜ばないわけがありません。

 

しかし段々雲行きが怪しくなってきました。

誠凛には、伊月、火神、水戸部、木吉、小金井、土田、日向の月~日の曜日にちなんだ苗字の部員と黒子くん、黒子くんと同学年の1年生トリオ、そしてマネージャーがいます。

●エースが帰ってくるまでの部内のペア及びトリオの組み分け

 火神・黒子

 降旗・福田・河原(1年生トリオ) (+土田)

 水戸部・小金井(+土田)

 リコ・日向・伊月 (+土田)

土田さん添えものか?っていう気分になるんですが、彼は彼女もいるし部員とも仲がいいので許してほしい…。

 

 

●エースが帰ってきたあとの部内のペア及びトリオの組み分け
 火神・黒子
 降旗・福田・河原(1年生トリオ) (+土田)
 水戸部・小金井(+土田)
 リコ・日向・木吉

 

 伊月・黒子2号

推しが声の同じ犬(ともにCV野島裕史)としかペア組まされなくなったときの気持ちを人生で初めて味わいました。

今までさんざん(単行本7巻分/アニメ1クール分)2年生トリオおよび日向とのコンビでセット売りされていた人が突然4人組でもコンビ継続でもなく、ただ場所を挿げ替えられた気持ちは筆舌に尽くしがたいものでした。

 

3.伊月俊によって生まれた人

さて、推しが公式でオタクの望まない場に立たされている場合、えてしてオタクは筆をとるものです。

 
例によって例のごとく、筆者も筆をとりました。
初めての二次創作。伊月くんのお婿さん探しです。

 

人生で初めて”推し”であると胸を張って言える人が、能力の上位互換はぽんぽんでるわ体力ないからマークされやすいわ自分の学校に居場所がないわで何もかもが限界になり、夢を叶える場所こと二次創作に足を踏み入れてしまったのです。

人がぽんぽん死ぬジャンルの現パロ・学パロ、人が死なないジャンルのマフィアパロ・遊郭パロ、推しが死んでしまったジャンルの転生パロ等、人類は様々な手段で自己欲求をどうにか満たすものです。*3

 

昔のアカウントは消してしまいましたが、今でも鮮明に思い出せます。

1クール目に日月で繋がった人が高月、宮月、黄月、その他諸々のCPへ、伊月にもっといい旦那さんはいないか?お嫁さんでもいい、ただ伊月を大切にしてくれるなら、と散っていったことを。

筆者は伊月くんが健やかだった頃は読み専として他校の固定CPを複数推していましたが、実家が燃えたあととなってはもはや拘ってはいられずに他校の推しCPを全て解体して伊月と見合いをさせました。悲しいかな、推しCPであったため癖は全て知っているのです。

 

正確な統計を取る気はありませんし、筆者が伊月推しだったためフィルターが過分にかかっているかと思いますが、作中で一番CP数が多かったのは伊月なのでは、と思い返す日々です。(多分他のCPはわりと固定の相手がいたような気がします)

 

向こうの学校に女好きがいると聞けば伊月くんはどうですか、と勧め、こちらの学校にぶっきらぼうだが優しい人がいると聞けば伊月くんをよろしくお願いします、と菓子折りを配る。

伊月の能力を侮らず、伊月のお茶目で可愛くてかしこくて、気配りが上手で抱え込みやすい所をその人なりに理解して研鑽していける相手はいないかと毎日探す日々でした。

 

文字を書くようになって初めて、推しCPが同じコマにいることで一喜一憂したり、推しCPが表紙で共演している!と狂喜するようになりました。

植物は水をあげすぎないほうが水を求め下へ下へ根を張り強く育つ、という話は人間にも適用されるようです。

日月、およびその他読み専CPは全て同じ学校の安定コンビであったため、幸福なことに特に苦労なく同じコマ実績解除をしていました。

与えられるものは当たり前ではないということが身に染みて実感しました。

 

4.まとめ

 さて、ほぼ地縛霊から産まれたような二次創作者の自我ですが、おかげで色々な地雷にも耐えられる身体を手にいれました。推しの部内での居場所が同じ声の犬の隣、というのは人間を成長させるには十分すぎるほどの試練でありました。

 

なければ作ればいいじゃない!(推しの居場所/お婿さん)

というスタンスから二次創作に足を踏み入れているため大体のリミッターは最初から取り払われている状態です。 

 

そんな産まれた時からの暴走機関車も最終戦にて全ての解を目の当たりにしました。

あの解はまさに地縛霊でも昇天するほどの””解””であったと今でも思います。

能力は秀でた人がいるし、体力が過分にあるわけでもなく、体格にすこぶる恵まれたわけでもない伊月が大好きなのに、そんな伊月を入れたままで誠凛は勝利できるのか?と疑ってしまったことは、人生で一番許されないことであったと思います。

黒子のバスケであり伊月のバスケを体感できたことは、私の人生でも上位に入る幸福なことであったと思っています。

 

いついかなる時も伊月俊が伊月俊として背筋を伸ばして生きていてくれたからこそ、居場所を移してまで大好きの気持ちを持ち続けることができたと思っています。

あの頃の多感な時期に伊月に会ったから一際思い入れがあるのだとは思いますが、色々な出来事や、リアルタイムで更新していった価値観や思い出も含め、生涯で一番推しであることは自明の理です。

 

私が文字を書くきっかけになってくれた大好きな伊月俊の健やかな成長とご活躍を祈願して、原稿に戻ろうと思います。

 

*1:http://www.nnh.to/10/23.html

*2:オタク特有の誇張表現

*3:オタク特有の誇張表現